雑貨関連書籍紹介

雑貨書籍レビュー

この本は、見ているだけで「雑貨が奏でる世界」へ引き込まれそうになります。写真集のような一冊で、文字やコメントは最大限に少なくし、雑貨のみのページを多くしました。実際のコーデイネートテクニックをありのまま写真で表現しているので、雑貨が存在意義を視感に訴えてきているような、要るべきところに飾られていると主張しているような雑貨の持ち味を効果的に活かしたコーデイネートの本です。眼で見て、眼で感じ、眼で考え、眼で真似をする「選び抜いた色と雑貨で作る、わたしだけのクリエイティブ・インテリア」がテーマのインテリアコーデイネートの本です。雑貨の色を統一することで、色が醸し出す明るさや温かさ、ぬくもりやクールさを表現しています。飾りたい雑貨の色が異なるものの場合、色が多すぎで、テイストが異なり、乱雑感が出てしまうので飾るのを諦めてしまったことはありませんか？この本のテクニックを活用すれば諦めなくて済みます。例えば、鮮やかな真紅のバラの造花に、ブリキの人形、青色のスポーツカーのおもちゃに、ストーンがちりばめられたブレスレットなど、色とりどりの雑貨を窓辺の飾り棚に飾るとします。そのまま配置を考えて雑貨を置いても、華やかなインテリアコーデイネートができますが、ここであえて色を統一させます。使わなくなったガラスの瓶やガラスのお皿を用意して、雑貨たちを一つ一つガラス雑貨と組み合わせて飾っていきます。ガラス雑貨を使うことで統一感を出し、ガラスが受ける光の屈折で、色とりどりの雑貨たちが反射し、柔らかさや透明感を醸し出します。わざわざ同系色の雑貨を集めることもなく、違う雑貨との組み合わせで統一感を出すテクニックや、雑貨の使い方など、色使いが絶妙なコーデイネートの仕方を教えてくれる一冊です。「真似したい部屋」「おいてみたい雑貨」がたくさん詰まっています。イマジネーションを膨らませ、独創的で理想とする自分だけのインテリアを作りたいと思える一冊です。

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