書籍名 | 住まいの解剖図鑑 |
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出版社 | エクスナレッジ |
ISBN-10 | 4767809185 |
ISBN-13 | 978-4767809182 |
発売日 | 2009/11/20 |
商品サイズ | 1×14.8×2cm |
価格 | 1890 |
人気があるのが納得の良書です。私は特に家を建てる予定があるのでも、インテリアや建築の勉強をしている訳でもないのですが、本屋でたまたま見かけて表紙がおもしろそうで、中身に好感が持てたので購入してみました。住宅が今の設計になっている理由がユーモアたっぷりに綴られていて、あまりにおもしろく読みふけってしまいました。これから家を建てるという方にはすごく役立つ本だと思うので超おすすめですね。本当に買って良かったというか、得した本です。
家の姿が今の形になっているのには、すべてきちんとした理由があります。意外と知られていない、先人たちがこれまでに積み重ねてきた知恵と工夫をたくさんご紹介しています。わかりやすくてユーモアのセンスにあふれた文章とイラストでお送りする住宅版の解体新書を心ゆくまでお楽しみください。内容は、気持よさにはワケがあるの章は、住宅の設計はお弁当作り、ポーチ=ソトとウチのあいだで、誰でも気持ちのギアを入れ換えている、ドア=人は滑らかに移動したい。ドアはそれに従います、リビング=翻訳するなら「座る部屋」、ベッドルーム=ベッドの置き方を間違えると、真夜中にダイビングするはめになる、収納=モノは生きている。とても出たがり・夜行性、給水・給湯・排水=握手するのなら、行き先くらい聞いてやれなど、箱のかたちにはイミがあるの章は、屋根・軒=雨の日に傘を差すように。レインコートを着るように、断熱・通気=行くべきか、とどまるべきか、空気はいつも迷っている、風通し=野暮だねぇ、エアコンで風鈴を鳴らすのかい、駐車スペース=クルマは見かけよりずっと大きいなど。人にも寸法にもクセがあるの章は、動線=いちいち降りなくても、両手を使えば枝づたいに渡れます、尺と坪=「三センチの虫にも十五ミリの魂」とは言いませんなどなど、タイトルを読んだだけでも中身の楽しさが伝わってきます。コラムももちろん秀作揃いで、畳の五カ条、方針・決心・変心、無目的という目的など、すぐにでも読みたくなります。550超のイラストと文章でお送りする、永久保存版の一冊です。