書籍名 | 日本インテリアデザイン史 |
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出版社 | オーム社 |
ISBN-10 | 4274214370 |
ISBN-13 | 978-4274214370 |
発売日 | 2013/11/26 |
商品サイズ | 0.8×15×3.6cm |
価格 | 3465 |
重厚感にあふれた超大作。今までになかった書物ということで手に取りましたが、圧倒されました。日本のインテリアデザインの歴史を学びたい人とか、デザイナーにも持っていてほしい一冊だと思います。
インテリアデザイナーの内田繁、デザインジャーナリスト・物件評論家の鈴木紀慶、建築家の今村創平による、日本のインテリアデザインの歴史を包括的にとらえることにいどんだ超大作で、これまでにはなかった初の試みでもあります。主な内容は、デザインとは何か、1編 黎明期(インテリアデザインの前夜、家具デザイナーと新しい室内空間、戦後期の状況)、2編 開花期(インテリアデザインの夜明け1945-60、インテリアデザインと環境芸術の融合1960-70、インテリアデザインとファッションデザインの融合1970-80、インテリアデザインの拡大1980-90)となっており、その雄大さには驚かされるばかりです。日本のインテリアデザインは世界的にみても高いレベルにあると思われますが、これまでその歴史にアプローチしようとした書物は見当たりません。本書では、インテリアデザインといった言葉が誕生する以前の社会情勢の変化やライフスタイルの変遷から、インテリアデザインが形作られていくプロセスと背景にせまり、インテリアデザイン開花期ともいえる1960-80年代までの一連の流れを、インテリアデザイン史としてまとめ解説していこうとしています。巻末には、本書の監修者の内田繁と、注目のデザイナー・吉岡徳仁による特別対談を収録しました。日本のインテリアデザインはどのように誕生し、どのように時代と向き合い、成長・発展をしてきたのか。これからどこに向かおうとしているのか。インテリアを学びたい方、日本のインテリアデザイン発展のバックグラウンドを探りたい方、大きな歴史の流れの中でのインテリアデザインを知りたい方、そんなたくさんの方々の待望の書であると言えます。歴史書としても大きな価値があると思われます。