岩手のハンドメイド作家「SAKURAart」紹介

初見としてSAKURAさんは自分に使命感をもっている人だと感じました。数々の人生経験の中で、気づき悟ったことがたくさんあるようです。SAKURAさんのお母様が彼女に『愛』という文字アートを贈ったのが絵を始めたきっかけだそう。その時期の彼女は人生を見失っていたそうです。

SAKURANさんいわく、『愛』とは大人も子どもも関係なく、根底にある深い意味、シンプルに簡単にまとめた共通の言葉=『愛』
それを形にした30枚の絵を『ママ、愛ってなぁに?』という絵本にしました。

なんと、この本には深い感銘を受けたエピソードが!!余命1ヶ月白血病の6歳の少女がこの本を求め、その後、なんと外に出られない、歩けない少女がこの本と出逢い親孝行したいという想いが生まれ、歩けるようになり、最期は普通の生活ができるようになったそうです!

そして亡くなるときにその子の棺の中にお母さんは本を一緒に入れてあげたそう。「あの本と出逢えてすごく良かった」と生前少女は手紙を書いていたそうです。なんて感動のストーリー。私も思わず涙がこぼれそうでした。
少女にとってはこの本と出逢えた事で、きっと希望に満ちた人生に変わったのだと思います。親が与えてくれた愛、自分の命に限りがあることを知ったとき、自分も愛に目覚めたんでしょう。今はきっと天国でSAKURAさんの絵本を他のこどもたちにも読み聞かせているかも知れません。

SAKURAartは人々の奥底にある求めている世界観を引き出せるよう導いたり、またその人の想いをコミュニケーションの中からキャッチしてデザインにしていきます。「いつ死んでも後悔しないよう自分の人生を楽しみたい。精一杯の素直さが強さだから、ありがとうも大好きも悲しいも寂しいも言ったほうがいい。
やらなきゃいけないではなく、やりたい事。好きなことを出来ている事に感謝。」とSAKURAさん。そんな彼女の想いはアトリエからも伝わってきます。
SAKURAさんの生徒の作る作品はどれも、あたたかい愛に満ちていて、心地よい空間で自然体で絵を学べられるようになっています。

デザイン請負、アート講師、絵本作家、アートパフォーマンスなど 様々な活動を通して「想いをかたちに」、調和と平和の愛を表現する。