書籍名 | 魅惑の白いインテリア (デザイン・インスピレーション・シリーズ) |
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出版社 | グラフィック社 |
ISBN-10 | 4766123875 |
ISBN-13 | 978-4766123876 |
発売日 | 2012/07/06 |
商品サイズ | 9.6×14.8×1.6cm |
価格 | 1575 |
これまでに見てきた白いインテリア本とは一味違う、専門的というかアーティスティックな雰囲気が漂っている本です。もちろんビジュアルも美しいです。白の基調にするときれいですけで無味乾燥というか、殺風景に陥るのではと思っていましたが、実は白ってすごく奥が深くて多彩なんだなと気付かされました。これまで白にプラスするのはビビッドカラーやパステルがいいのかと思っていましたが、無彩色との組み合わせで部屋の奥行きを作ったり幅広く見せたりすることができると知り、これまで部屋のインテリアがイマイチだったわけがわかった気がしました。グレー、チャコールグレー、褐色などと白を組み合せることで、優しくて和む空間ができるし奥行きも出てくるんですね。本当に勉強になりました。
白を基調としたインテリア作りのアドバイスをしています。本書で白の持つ魅力や多彩さを知っていただき、より上質なインテリア空間を演出していただければ幸いです。白をよりよく知って、暮らしにもっと取り入れてみましょう。本書では、ソフトな白、モダンなしろ、無彩色と白、色彩と白、黒と白の各項目で、白の魅力に迫ります。表情もやわらかくうまくしつらえた白い部屋は、無味乾燥とは全く違います。陽光と陰影を遊ばせるスペースを十分にとる、レースのカーテンやロールスクリーンで透明感を出す、インテリアファブリックに白を取り入れる、白を引き立てるのに木などの自然素材を使う、白いペンキはふんだんに使う、表面のテクスチャーにこだわるなど、ソフトな白の演出の仕方から、モダンな白の特徴である静謐を冷たく感じられないようにするコツなど、プロならではの美意識が光ります。さらに無彩色や褐色系の低彩度色と白を組み合わせることで、色い部屋に奥行きと幅を感じさせることもできます。本書であなたの白に対する固定観念がガラッとかわり、もっと白を好きなって、インテリアに取り入れたいと思うようになりますよ。