書籍名 | インテリアと色彩―色彩の基本とカラーコーディネーション (インテリア・コーディネート・ブック) |
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出版社 | 産能大出版部 |
ISBN-10 | 4382070090 |
ISBN-13 | 978-4382070097 |
発売日 | 2000/06/20 |
商品サイズ | 5.4×18.2×1.4cm |
価格 | 1890 |
特にインテリア関連の仕事をしているわけではありませんが、インテリアの色使いに興味があって購入しました。ちょっとした教養としての知識が欲しかったのと、知っておけばこれからの暮らしに役立てることもできるかなと思いました。とても興味深い本でしたね。家具とか雑貨を考えるのと違って、色の感じ方って個々人で違いますよね。西欧の人たちの色使いとの日本人の色使いには差があったりと、その土地が育んできた色彩感覚みたいなものもありますし、そんな色彩の歴史をたどる作業は楽しかったですね。あと、色彩を語る際には外せない照明に関してもたっぷりと解説してくれていて満足でした。光って形のないものなのでますます抽象的ですが、それだからこそイメージとか使い方のバリエーションがたくさんあるエレメントだと思います。ライティングひとつでインテリアの印象ってまったく変わってくるのがおもしろいです。照明の効果についてはもっと深く知りたいなと思いました。どんな家具を買おうか考えるのと同時に、色使いはどうするかも考えるべきだと思いましたね。
住まいのインテリアをイメージし、形づくっていく先に重要なポイントとなる色彩。インテリアの中での色彩の果たす役割を基礎から学び、幅広く応用できるように指導している本です。その土地を育んできた歴史や宗教といった背景をベースにして解説を進めていますので、興味がわきやすい構成です。日本の伝統や食文化からみた色彩の解説も興味深い内容です。ライティングに関しても、インテリアの中で照明が果たす役割を確認しながら、どういった色をセレクトしたらいいのかにせまっていきますので、初心者でも無理なく学んでいける構成となっています。美しいビジュアルを多用して、ていねいな解説を心がけていますので、これからインテリア関連の事を学びたい、インテリアの中での色彩の役割を知ってもっと実践に生かしたい、といった方々にも十分役立てていただける仕様となっています。