友達の転職先について相談があります。友達が入った会社が、輸入雑貨などの訪問販売を歩合制でやるらしいのですが、友達が言うには、オーナー制になっており、自分もゆくゆくは新しい会社設立でオーナーになれるとのことですが、なんだか怪しい感じがします。ただ、自分のお金を融資したり、友達を会員に誘うわけではなく、今はやりのマルチ商法ではないと言います。信じていいのでしょうか?
この不景気に、輸入雑貨の訪問販売だけで会社が成り立つのでしょうか?それも、勤めた場合、歩合制では、ほとんど給料はでないでしょう。御存じのように、世の中の動きは不景気でかつ、消費者保護の動きになっており、行政でも「消費者庁」ができるなど、消費者重視の動きにあります。 このようなご時世に、訪販自体が悪いと思いませんが、個人の営業力だけで売るのはなかなかやって行けない世の中になってきていると思います。いずれにしても、会社の信用が第一であり、営業・品質・アフターサービスなどきちんとした体制ができてないと商売できない世の中になっており、経営的に考えると、訪問販売だけで営業できるという考え方は終わってきたかな思います。車でも証券でも、以前のような「訪販」の時代ではなくなってきています。 コンピュータやネットワークがこれだけ一般的になってきますと、人海戦術的な「訪販」は相対的に影響力が下がってきます。私の周りでも、以前は訪販でうまくやっている人がいましたが、残念ながら最近は聞きません。あなたの友達の会社が輸入雑貨を扱うようですが、おそらく訪問販売でこれらを買う人はめったにいないでしょう。本当に、会社設立時などにそのお友達に融資を強要しないのでしょうか? どうもマルチ商法くさい感じが捨てきれません。