海外雑貨を輸入してネットショップで販売したいと考えています。海外で自分で商品を買い付けして、それを国内に持ち込むことになりますが、関税や許可などはどうなるのでしょうか？輸入代行とはどのような仕事でしょうか？どのような知識が必要でしょうか？また、海外メーカーから、直接顧客へ商品を配送して代金払いをしてもらう事は可能ですか？

関税や許可申請などについて説明します。　海外での商品の現地買い付けは、まったく問題ありません。　現地から日本へ持ち帰る手段によって関税率が異なります。　品物によって、手荷物で本人が持ち帰るほうが得なものもあります。（携帯品で旅行者が持ち帰る税率は簡易な税率となっているため、小額であれば３段階の税率しか適用されません。(少額特例））ただし、携帯品の総価格が３０万円以上（品物の種類、個数が多い場合）であれば、その場で直接通関はできず、自分で商業貨物として通関するか、通関業者に依頼し、通関する作業が発生します。ところで、個人輸入とは自分が使用する目的だけで、販売を目的とした輸入は業務輸入（少量の場合は小口輸入）となります。雑貨でも、バッグ類の輸入については、素材に特殊な動植物を使った商品の場合はワシントン条約の規制を受けます。ただし、ブランド品のバッグの輸入販売にあたっては、国内にすでに販売している企業がある場合、そうした企業の権利を侵害するおそれがありますので、事前に調査しておくことをお勧めします。関税率は皮製のバッグの場合、4～16％程度が課せられると思いますが、商品の特性等により細分化されていて、税関により判断されます。個別具体的な関税率については、税関相談窓口に輸出国と課税価格（商品代金＋送料＋保険料）、商品特性を伝えてご確認ください。なお、関税の計算が個人輸入とは異なり、小口輸入となりますので、海外から送ってもらう際は、添付するインボイスに「WHOLESALE」等、販売目的である旨をはっきり表記してもらうようにしてください。