書籍名 | インテリア・アーキテクチュア―環境構成の基礎 |
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出版社 | 彰国社 |
ISBN-10 | 439505028X |
ISBN-13 | 978-4395050284 |
発売日 | 1973/10 |
商品サイズ | 2.6×16×2.8cm |
価格 | 2835 |
インテリアと環境問題は切っても切れない関係性があります。インテリアを考えるとき、住環境は必然的に考えなければならない課題で、毎日の暮らしを快適にするためには、インテリアの素材の良さ、材質の良さが重要なポイントになってきます。いくらスタイリッシュで、デザイン性に優れたアイテムでも、いくら個性的な逸品で、センスの良さが窺い知れるアイテムでも、いくらおしゃれでかわいらしいアイテムでも、材質の良くない、身体的にも精神的、住環境にとって悪影響、不具合を生じる恐れのあるものは、住まいのインテリアに取り入れてはいけません。何より製造してはいけません。この本は、インテリアを軸に環境問題、特に住環境の問題をとらえた一冊です。ものを大切にする、ものを再利用する、不必要なものを取り入れない、余計なものは買わないという、環境に対する配慮、エコロジー生活を送るためには、まずはインテリアから環境を考える必要があります。素材にこだわり、材質にこだわり、質感にこだわる、そのためにはインテリアの素材、材質、インテリアそのものの仕組みについて必要な知識と教養、基礎知識を学ぶ必要があります。ものが溢れ、ものが大量生産されている現代、便利すぎてもののありがたみ、ものの大切さを感じにくくなっていて、ものの性質、性能、材質についての関心も低くなってきている現実をこの本は問題視しています。便利な世の中だからこそ、環境について考えることが、特に日々の暮らしとともにインテリアの環境構成を考えることが、限りある資源を有効活用でき、心身的にも精神的にもリラックスできる空間が、安らげる空間ができるとこの本は伝えています。インテリアアイテムを見て、素敵、かわいい、かっこいいと思ったとき、ほんの少し素材や質感、材質や原料に意識を持って見てみませんか?今あるお部屋のインテリアアイテムの材質や原料、構法や構成が気になるかもしれなくなる一冊ができました。