書籍名 | 医療福祉施設のインテリアデザイン |
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出版社 | 彰国社 |
ISBN-10 | 4395012019 |
ISBN-13 | 978-4395012015 |
発売日 | 2007/02 |
商品サイズ | 8.4×13×2.2cm |
価格 | 2100 |
病院へはあまり行きたくないですよね。具合が悪くて病院に来ているはずなのに、待合室で待っているとさらに具合が悪くなるような気がしてくる...。具合が悪くて病院に来ているはずなのに、どこが受け付けなのか、どの診療科に申し込みをしていいのか、教えてもらってもどうにもこうにもわかりにくくて、かえって具合が悪くなってしまう...。入院している患者さんから見ても同じです。早く治したくて入院しているはずなのに、気の持ちようからかなのかあまり具合がよくならない気がする...。この本は、病院などの医療施設や高齢者の福祉施設、障害者施設、児童施設を対象に、入院患者から見た環境条件を見直しし、病院関係者や福祉施設スタッフの職務状況からくる疲労を軽減できるようインテリアデザインを提案しています。病院や福祉施設の入居者の療養環境や居住環境を改善、向上させ、体のケアだけでなく心のケアをするお手伝いを、患者さんのためを思って気苦労が絶えないスタッフの疲労や心労を少しでも軽減し、楽になれるようなお手伝いを、家具や照明、仕上げ材料や使用している素材、音や空気環境、内装外装の色彩計画や、内装演出の壁という空間の演出というインテリアデザインの具体的な事例をあげながら、快適な心身ともにケアできる環境づくりのポイントをわかりやすく解説している一冊です。治療することが仕事の病院や福祉施設にインテリアデザインが必要かと思われるかと思いますが、病院だからこそ、福祉施設だからこそ、照明の直接照明、間接照明などの光の明暗さ、壁紙の柔らかさや温かさ、壁にかかるアートの質の良さ、空気の流れ、音の強弱や静寂感など、視感、聴感から感じる心身ケアが必要なんです。患者さんだけでなく、病院関係者の方々やスタッフの方々にも癒しと和みの演出が必要で、清潔感と安堵感、やすらぎと安定感を感じることが、精神的、肉体的に回復と治癒を促すことになります。