書籍名 | 続・映画の昭和雑貨店 (Shotor library) |
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出版社 | 小学館 |
ISBN-10 | 4093430322 |
ISBN-13 | 978-4093430326 |
発売日 | 1995/05 |
商品サイズ | 0.8×14.6×0.8cm |
価格 |
自分の父親に見せたくなります。幼少期や青春を過ごした時期と重なるので、この本を読んだら、いろいろな思い出がよみがえりそうです。映画が好きで、いろいろなジャンルの映画を観ていた時期がありました。特に好きだったのは昔のトーキー時代の映画。洋画ばかりみていたけど、この本を見ていたら日本の昔の映画を観たくなりました。白黒というのがなんともいえずいい。昭和を過ごしてきた自分だけど、この本に載っている昭和は自分の知らない昭和。けれど、どこか懐かしく哀愁を感じます。昨今、直接的な表現が少なく、悪や嫌なこと、見てはいけないものを抽象的に描いていることが多いように感じます。それはそれでとても大事なことだけど、昭和の映画の直球、素直な表現は、なんだかスッキリします。唯一の娯楽が映画だった頃。濃厚な映画が多かったのもうなずけます。昭和を過ごしていない人たちや、意外なところでは海外の人も日本の昔のカルチャーが好き、という人がいるので、こういった本は昔を知る上でもとても参考になります。
懐かしの昭和の映画とともに、名脇役を演じた昭和の雑貨を紹介しています。昭和の古き良き風俗を覗いてみませんか。続・川本三郎の映画観察ノートです。当時のスチール写真なども収録。日本映画の名作から、戦後の日本人の生活様式が見えてきます。昭和の香り漂う、懐かしの風景が広がります。思い出の写真 大衆食堂/帽子 喫茶店/ボロ靴 ダンスホール/住宅 ストリップ/ライスカレー 寄席/そろばん ビール/テレビ すき焼き/家電製品 小説/ラーメン 美容師/ラヴシーン 女のタバコ/見合い結婚 美女の入浴/駅の別れ とんかつ/豆腐 オルガン/スクーター 子どもの遊び/電話 玩具/ホテル/デパート ビデオ索引/屋上。昭和の映画が好きな人にはもちろん、昭和の映画を観たことない人にも読んでほしい1冊です。著書:川本三郎(かわもと さぶろう) 1944(昭和19)年7月15日、東京生まれ。東京大学法学部卒。評論家。エッセイ、翻訳など幅広い執筆活動をしている。