書籍名 | 私の雑貨図鑑 (中公文庫てのひら絵本) |
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出版社 | 中央公論新社 |
ISBN-10 | 412204670X |
ISBN-13 | 978-4122046702 |
発売日 | 2006/04 |
商品サイズ | 5×10.6×1cm |
価格 |
誰にでも大切なものがあるはず。そして、誰にでも思い出のものもあるはず。たとえそれがほかの人から見たら、ただの古いもの、汚いものであっても、その人にとっては思い入れのある大切なもの。この本は、絵本作家の津田直美さんがおくる「津田直美さんのたまてばこ」という本。幼いころから集めてきたもの、大人になってから買ったもの、昔からあって捨てられないものなど、津田直美さんが、集めているもの、大切にしているもの、捨てられない思い入れのあるものなど、「たまてばこ」にしまっているものを紹介している本です。「たまてばこ」の中には、「アンティークの絵本にクリスマスなどの季節行事のオーナメント、テディベアのぬいぐるみ、旅先で買ったお土産や写真、衝動買いで買ったもの」などの思い出の品がたくさんおさまっています。そしてその「たまてばこ」は無限の大きさで、今も「たまてばこ」には、津田直美さんのたくさんのお気に入りものがおさめられようとしています。津田直美さんは、「誰でも「たからばこ」を持っていて、「たからばこ」に入れたいものがある。捨てる前に、「たからばこ」にいれるかどうかもう一度考えてほしい。そして、大人になっても、いくつになっても「たからばこ」の存在を忘れないでほしい」と伝えたいのではないでしょうか?「愛着のあるものをちゃんと大切にし、ものと一緒に思い出も大切にする。ものを捨てる前に、そのものが手元に来た時のこと、しばらく同じ時を過ごしてきた思い出を振り返ってみる」と、もの達を思う心を持ってほしいと伝えているようにも思えてきます。そして、「「たからばこ」におさまっているもの達と過ごす喜びと、集めていく楽しみを感じてほしい」とも伝えているような一冊に仕上がっています。今、あなたの「たからばこ」には何がおさまっていますか?ものが使い捨てられ、次々にものが作られていく、ものが溢れる現代、「たからばこ」について考えてみませんか?