書籍名 | 雑貨十二か月 |
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出版社 | マガジンハウス |
ISBN-10 | 4838707681 |
ISBN-13 | 978-4838707683 |
発売日 | 1996/05 |
商品サイズ | 9.8×14×1.4cm |
価格 |
日本独特の春夏秋冬、四季のとりどりの彩りと趣きを、暮しのなかのワンシーンから描いた一冊です。何気ない暮らしの中の何気ない情景や風物詩、雑貨や食べ物に焦点をあて、四季を感じる、和みの本です。雑貨をピックアップして特集した本や、食べ物をピックアップした本が数多くある中で、雑貨と季節の行事の食べ物、四季が織りなす情景を融合させて表現したこの本は、改めて日本を感じる一冊に仕上がっています。世界各国それぞれ四季がある中で、こんなにも暮らしにの中に四季が根付いているのは日本だけではないでしょうか?春の表現として、新緑、桜、新生活がイメージできるような「朱色の漆器に盛られた淡いピンクのはなびら餅」を、夏の表現として、さんさんと降り注ぐ太陽の光と、海の青さ、山々の息吹をイメージできるような「青々と涼やかな矢羽すだれ」を、秋の表現として、どこか物悲しい情感と色の移り変わりの情緒をイメージできるような「椿皿に盛り上げられたお団子とすすき」を、冬の表現として、音の響きや温度の変化をイメージできるような「シュンシュン湯気を立てる黒々した鉄瓶」を掲載しています。眼で四季を感じ、眼で四季を味わう、視感に響く一冊になっています。日々、慌ただしく時が流れていく現代に、「きちんと春夏秋冬を感じさせてくれ、古来から受け継がれてきた行事で、四季を感じる大切さを教えてくれる」そんな一冊になっています。そのほか、手仕事で作られる繊細で精巧なやさしい手作りの雑貨を紹介しています。伝統工芸品から、昔ながらの使い勝手のいい雑貨小物まで、春夏秋冬を飾ってくれるアイテムがたくさん収録されています。四季の行事、ひな祭りや端午の節句、お月見など、わかっていても、あえて意識したり、行事を楽しんだりすることが少なくなってきている今、春夏秋冬の移り変わりを四季の行事を大切にしてみませんか?仕事帰りの夜空を見上げただけのお月見ではなく、お団子とススキを用意して、縁側、ベランダでお月見してみませんか?そこには四季の移り変わりという時の流れと、なごみの時が流れているはずです。