書籍名 | ドラがみつけたパリのインテリア |
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出版社 | ギャップジャパン |
ISBN-10 | 4883572102 |
ISBN-13 | 978-4883572106 |
発売日 | 2004/08 |
商品サイズ | 1×15×2cm |
価格 | 2100 |
充実の一冊でした。ドラさんの本ということで期待して買いましたが、期待を何倍も上回る本でインテリアとして飾っています。パリに住む人たちって、そんなにお金をかけなくても自分なりの工夫で本当に素敵なインテリア空間を作っていますよね。自分の家にいて居心地がいいと感じること、それを何より大切にしています。広さだって一部のお金持ち以外は、私たちと同じように20とか30㎡のアパルトマンに住んで、そこを自分なりに楽しくコーディネートしています。この本の中には実に様々なパリに暮らす人々が登場していますが、ひとつひとつのお宅に招かれているような感じが誌面から伝わってきました。パリの人たちの暮らしを見ながら、本当の豊かさってこういうことなんだなって、しみじみ思いましたね。
エッセイスト・ジャーナリストとして活躍中のドラ・トーザンさん。フランスと日本を往復しながら、2つの国の懸け橋となるべく日夜奮闘している彼女が、パリジャンやパリジェンヌたちのインテリア空間とライフスタイルを紹介した本を出しました。観光では見ることのできない、本物のパリの暮らしを体感してください。登場しているのは、マスコミで働く女性の蚕の繭のような「私」の空間、エッフェル塔近くのアパルトマンで育む家族の絆、「心の中の日本」が導いた西洋と東洋の融和、世界に知られる有名な歌が数々生まれた伝説のアパルトマン、サン・ジェルマンのすてきな暮らし、パリの真ん中でバーベキューを楽しむ、木工職人の店が瀟洒なアパルトマンに変身、インドの宝物でいっぱい!ここは「アリ・ババの洞窟」、香水ブランド・マネージャーが愛する古き良きものたちの薫り、ハーブガーデンのある屋根裏の「小さな田舎家」、セーヌ川やノートルダム大聖堂・パリで一番眺めのいい部屋、写真家のギャラリーにもなるクラシックなアパルトマン、いつもゲストが集い音楽があふれる家などなど、そこで暮らす人々の息吹が今にも伝わってくるような誌面です。