書籍名 | 茶室とインテリア―暮らしの空間デザイン |
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出版社 | 工作舎 |
ISBN-10 | 487502388X |
ISBN-13 | 978-4875023883 |
発売日 | 2005/09 |
商品サイズ | 1.2×13.4×2.2cm |
価格 | 1890 |
最近はやたらと洋風の住環境がもてはやされていますが、日本文化としての茶道と茶室について知りたいと思い、本書を購入しました。茶道に関する本って難解な書物が多くて、いざ勉強するぞと購入したまではいいのですが専門用語や難しい表現に挫折してしまうこともあります。本書はきれいなビジュアルがたくさん載っており、思わず引き込まれる感じで読み進んでいけます。茶道や茶室の世界って、よく分からないものにとっては敷居の高い世界ですが、本書ではそれらを構成している要素をていねいに解説しながら、そのよさを現代の住環境に活かすためにはどうすればいいか、といったことが語られています。建築史やインテリア史からの引用も多く、これらの知識が必要な部分もありますが、それはそれでまた学んでいこうという気にさせてくれる本ですね。最近では外国の方でも茶道に興味のある方とか詳しい方が多いですから、日本人としてはきちんとした知識を付けて文化交流できればいいな、なんて思っています。意外と日本文化について知らないことも多いですよね。特に茶道なんて日本が誇れるすばらしい文化ですし、専門の空間としての茶室をもっと知って、その良さを広めていきたいです。ビジュアルもきれいで、単純に日本美の写真集としても楽しめる一冊だと思います。
住環境の欧米化が進む現代になっても、日本人の身体感覚は簡単には失われません。茶室に代表される日本建築を紹介しながら、そんな身体感覚を活かすインテリア作りに迫っていきます。可能な限り難解な表現は避け、初心者でも理解しやすいように配慮いたしました。建築史、インテリア史からの引用を多用して、茶室を含む日本的建築の構造を解説しています。美しいビジュアルもふんだんに使用し、イメージが平易にわいてくる構成となっています。建築業界やインテリアデザイン業界の方はもちろんですが、茶道をたしなまれている方にとっても楽しんでいただける構成です。