書籍名 | インテリアの散歩道 |
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出版社 | 技報堂出版 |
ISBN-10 | 4765525686 |
ISBN-13 | 978-4765525688 |
発売日 | 2013/11 |
商品サイズ | 1×14.8×1.8cm |
価格 | 2625 |
特にインテリア関連の仕事に就いている訳ではありませんが、本屋を歩いていて何となく表紙に魅かれ、中身を見てみたら興味深い内容だったので買ってみました。インテリア業界で働いている人とか、インテリアコーディネーター資格を取ろうとしている人にはもちろん有益な本だと思いますが、自分のようにインテリアに興味があったり考えたりするのが好きだといった、いわゆる一般人にとっても楽しめる本でした。筆者はデザイン工学部、建築学科の講師の経験もあることから、初心者にもわかりやすい説明を心がけていますので、いわゆる専門書ですが、取っ付きにくさみたいなものはあまり感じませんでした。タイトルがインテリア散歩道とありますが、速度を上げて走ったり明確なゴールに向かって突っ走るというより、あちこち寄り道しながら、しかし要所要所はしっかり押さえて歩いていく、といった感じでしょうか。意識していなくても、知らず知らずのうちにインテリア関連の知識が付いていきますね。何より、楽しく読み進んでいける良書です。
インテリアデザインに関して、今の形に至るまでの変遷・歴史や、その形になった必然などについて、豊富な知識をもとに語られている書です。筆者の稲田愿さんは、千葉大学で木材工芸、東京都立大学で建築工学を学び、デザイン事務所のスタッフとして活動しました。1995年に「IN・SCAPE」設立し、歴史的建造物などの家具復元設計などに携わってきました。、日本デザイン学会、建築史学会などに所属して、インテリア関連の研究活動を続けている専門家です。インテリア・建築業界で働いている方、インテリアコーディネーターの資格試験の受験を考えている方、インテリア関連のデザインの関わっている方や建築関連の学生など、幅広くお手に取っていただきたい書となっています。すぐれた筆致の解説に加えて、わかりやすいビジュアルを多用し、理解の手助けとなるように配慮いたしました。