書籍名 | 収納と空間構成 (インテリア・コーディネートブック) |
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出版社 | インテリア産業協会 |
ISBN-10 | 4753015858 |
ISBN-13 | 978-4753015856 |
発売日 | 1999/07 |
商品サイズ | 5.6×18.4×1.2cm |
価格 | 2100 |
少し前の本ですが、インテリアコーディネートの仕事が今の形になるまでの過程もわかるテキストです。昨今、インテリアのおける収納の重要性は超え高々に語られており、賢く上手な収納、見せる収納・隠す収納、おしゃれな収納、モノとの付き合い方など数多くの本が出版されたり企画されたりしてます。でもこの本ではそういったところからちょっと離れて、収納はあくまでもインテリアの脇役だから、イメージなどにこだわる前にその合理性や機能性を優先するべきとの論が展開されています。インテリアの中での収納の意味を考え、そのための知識習得を目指しています。ここのところ賢い収納術とか収納グッズの選び方とか、モノを増やさないコツとかそういった本ばかり読んでたので、ちょっと原点に立ち返った感じのテキストでした。収納を中心に家があるのではなく、家があってそこに付属しているものが収納ですからね。改めて考えるとそれが当たり前の状態ですね。
インテリア空間における収納とは、主役ではなくあくまでわき役。雰囲気のある収納ばかりを追求していては、インテリア空間の中での調和が崩れてしまいます。第一に考えなければならない点は、集送としての機能性と合理性で、それらを優先することでインテリア全体の調和がとれると言えます。専門家であるインテリアコーディネーターには、こういったことを形にしていく十分な経験と知識が求められますから、しっかりと学んでいく必要があります。本書では実例を多く取り上げ、その現場経験から導かれるテクニックと、ベーシックな収納の基礎知識について詳細に解説しています。インテリアを学ぶためには絶好の書であると同時に、実務に携わっている方にも十分役立つ内容・構成になっています。目次は、第1章:ゾーニングと収納スペースの分類、第2章:各部屋と収納、第3章:収納の基礎知識と詳細、第4章:独創的なアイデアの収納法、第5章 :収納される物の形状と寸法となっています。