書籍名 | インテリアデザイン――美しさを呼び覚ます思考と試行 |
---|---|
出版社 | 丸善出版 |
ISBN-10 | 4621087304 |
ISBN-13 | 978-4621087305 |
発売日 | 2013/11/30 |
商品サイズ | 8.6×12.8×1.8cm |
価格 | 1995 |
特にインテリア関係の仕事をしているわけではありませんが、まぁ美術関係ですかね。彼の事は何かの雑誌で読んで知っていました。インテリアのデザインという自分の仕事にものすごいこだわりがあって、自己満足に陥らないように細心の注意をはらいつつストイックに創造と向き合ってる感じのデザイナーさんでしたね。自分の哲学をしっかりと持ってる人という印象を受けました。たまたま本屋をウロウロしてる時にこの本を見つけて、タイトルにすごく惹かれ、パラパラと中身をみてよさそうだったのでちょっと高かったですが購入しました。美しさを呼び覚ます思考と施行って何なのかなって考えながら読み進めました。外見の美しさだけではない、普遍的に求められ続ける美しさ、みたいなこと言ってるんだと理解しましたが。彼自身がそこに至るまでにすごく葛藤している様子が語られていて、業界は違っても、求められる作品を創造していくことの難しさと価値の大きなみたいなものを感じました。
日本を代表するインテリアデザイナーの1人、藤原敬介による、インテリアデザイン全般に関する解説本です。彼の代表策として、プリーツプリーズイッセイミヤケの日本・フランス・中国・韓国・台湾・タイの各店舗、刈谷ハイウェイオアシス・銀座マロニエゲートの空間デザイン、中国を代表する書家の婁正綱の日本国内における展覧会、戸田中央総合健康管理センターなどがあります。2010年にはフジテレビのドラマのデザイン監修も務めました。ミラノサローネ、デザインマイアミ、コルトレイク国際インテリアビエンナーレなどで家具のデザインを発表し注目されました。2011年度より首都大学東京の准教授として次世代の育成にも取り組んでいます。本書では、彼がこれまで手掛けた28の作品を取り上げ、その誕生秘話、創作過程での葛藤、それぞれの作品とどのように対峙して、彼自身の思考と施行を重ねて作り上げていったか、自らが振り返ることで多くの人々に求められ愛されるものの本質や美しさとはいったい何なのか、彼自身がとことん追求した一冊です。