書籍名 | タニアのドイツ式部屋づくり―小さな空間ですっきり暮らす整理・収納のコツ |
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出版社 | ソフトバンククリエイティブ; A5判版 |
ISBN-10 | 479734105X |
ISBN-13 | 978-4797341058 |
発売日 | 2007/08/30 |
商品サイズ | 1×14.8×1.2cm |
価格 | 1500 |
いろんなインテリア本を読んできましたが、このタニアさんの本は心からおすすめできる内容です。ドイツ式とありますが、特別な手間をかけたりお金をかけたりしなくても、暮らしを快適にすることはいくらでもできるとタニアさんが教えてくれます。この本の根底にあるのは、家のあり方は住む人の心や体の状態も左右してしまうから、少しでも居心地のいい空間を作って幸せに暮らしていこうという気持ちです。なにか特別のワザや才能を駆使したりとか収納家具を買うとかではなく、いま使うものしか持たないとか、古いものを家に置くとか、ひとつの家具を長く使うとか、そんなちょっとしたコツのみ。暮らしに対して堅実に真摯に向き合っていきたいと思わせてくれました。
大人気タニアさんのドイツ式部屋づくりをお届けいたします。日本人とドイツ人、真面目てきっちりとした国民性の両国は相性がいいと言われますが、ドイツ人の母と日本人の父を持つタニアさんのお部屋づくりのアイデアは広くはない日本の住居のお手本となるポイントがたくさんあります。家はその人の価値観が最も現れるから、家の状態は住む人の心や体の状態も左右すると語るタニアさんの、ていねいな暮らし方に学びましょう。まずタニアさんが気を付けていることは、持ちものは少なくということ。いま使うものしか持たない、買い置きは少なく、雑誌は本棚に入るだけなど、特にお金をかけなくても工夫次第で暮らしを快適にするコツがたくさん。さらに居心地のいい部屋の作り方として、実用品をインテリアに、傷や汚れが魅力になる家具を選ぶ、古いものを家に置く、ラグを敷く理由など、参考になる暮らしのポイントがたくさんです。そして狭いキッチンを合理的に使うでは、持つ道具・持たない道具、動線を考える、さらに母の部屋づくりの章では、ドイツ人であるお母様の暮らしの知恵から受け継いだ楽しい工夫が満載です。ドイツの生活習慣も紹介してくれていて、何をおいてもまずは喚起、昼食がメイン、暮らしに溶け込むハーブとアロマなど、家を一番大切な場所と考えるドイツ人の習慣をうかがい知る事が出来ます。巻末には登場した家具や雑貨メーカーの問い合わせ一覧もありますから、これはと思ったものがあればすぐ行動に移せますよ。広くなくても新しくなくても、暮らしを素敵に彩ることはいくらでもできます。タニアさんが教えてくれますよ。