書籍名 | 住む。 2014年 02月号 |
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出版社 | 農山漁村文化協会; 季刊版 |
ISBN-10 | |
ISBN-13 | |
発売日 | 2013/12/21 |
商品サイズ | |
価格 | 1200 |
ゆっくりと時間をかけて、じっくりていねいに読み進めたい本です。インテリア雑誌は普段はあまり買わないんですが、シンプルな単色の表紙に魅かれて購入してみました。快適に暮らしたい、部屋でリラックスしたい、乱雑な部屋をすっきり片づけたい、自分だけのインテリアづくりをしたい、などなど、住まいや暮らし方に関しての自分なりの希望とか、こうありたいというイメージはありますが、まずは基本に立ち返って、この地球に住むということ、日本で暮らしていくということ、そんな当たり前のことを当たり前に考えさせるきっかけをくれた本ですね。和テイストの食器とかキッチン用具ってあまり買ったことはないのですが、この本に紹介されている鍋や湯飲み、食器などから立ち上ってくる日本の香りみたいなものに引き付けられましたね。こんな感触を与えてくれる本はなかなかないと思います。夜、薄暗い部屋で読んでいたら、昔のこととか自分が小さかったころのことが思い出されてきて、温かい気持ちになりました。平屋のすすめも面白かったです。かつての日本は平屋がメインの国でしたが、今はめっきり少なくなりました。特に都会暮らしでは土地代が高いので、平屋暮らしは無理だと思います。でも、平屋の良さはとても伝わってきました。
この地球上に住むということ、日本で暮らしていくということ、当たり前のことに改めて目を向けてみることで、現在の暮らしをよりよくしていこうとする本です。特集として、日本の生活道具を改めて見直してみました。シンプルで使いやすく、飽きのこないデザインのもの。最終的に残っていくものたちの良さを感じ取り、その表情をじっくりと見つめましょう。もうひとつの特集は平屋のすすめです。昨今は豪華な3階建てや4階建ての住居も見られますが、もう一度平屋の良さを見直してみませんか。この地に根を張っている感触、大地とともに存在している感触などを味わってみませんか。じっくりと人生と向き合い、時間の流れを肌で感じながら暮らしていきませんか。今この時代、改めて『住む』ということに目を向けてみました。