いつもの雑貨とインテリア (ZAKKA WORLD)
書籍名 | いつもの雑貨とインテリア (ZAKKA WORLD) | |
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出版社 | 主婦の友社 | |
ISBN-10 | 4079396686 | |
ISBN-13 | 978-4079396684 | |
発売日 | 1993/12 | |
商品サイズ | 5.8×19.4×1.2cm | |
価格 | ||
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雑貨書籍レビュー
雑貨や家具は、それぞれに作り手がいて、使う人がいる。どんな雑貨も置き方、使い方によってイキイキ見えてくるものだ…。季刊誌『雑誌カタログ』誌上でスタイリングした写真に、新しく撮影した写真を大幅に加えた1冊。【目次】好きな雑貨、気になる雑貨/雑貨で作るインテリアスタイル/毎日のテーブルコーディネート/お洒落なクリスマスデコレーション/花を飾る/新・雑貨の定番/雑貨を語る。 岩立通子さんは、インテリアスタイリストの先駆けとなった女性です。スタイリストならではの感性で、お部屋をコーデイネート。雑貨や家具一つ一つに思いを込め、置き方、使い方の事例を用いて存在意義があるとしています。巻末のF.O.B COOP(フォブコープ)のオーナー益永みつ枝さんとの対談は、思考の違い、価値観の違いから面白いものになっています。インテリアスタイリストの先駆者けVS雑貨・カフェブームを起こした先駆者...。「日本の伝統工芸は、使えないものばっかり」 という岩立通子さんに対し、「日本の伝統工芸の素晴らしさに気づく時代がくるはず」と言い切った益永みつ枝さん。時代背景が窺い知れます。トレンドはサイクルで回ってくることが多いもの。現状は、「流行り廃り」で「古臭い職人気質のものはちょと」という概念はなく、日本の伝統工芸の素晴らしさに一目を置き、「本物」や「本当に良いもの」に、関心が高まってきています。今、私たちは、「大量産によって価格が安くて、手に入れやすい捨てのもの」より 「作り手の鼓動が聞こえて、使うほどに味が出てくるもの」 に、本当の価値を感じはじめています。今一度、辺りを見回してみてください。物にあふれ、便利グッズが多い中で、本当に使い勝手がいいものは「昔から変わらない」ものではないでしょうか。今私たちは、物欲より、質に良さを求めているような気がします。そして、心の豊かさを求めています。お二人が今、また再対談したら、どんな話をしていたのか、想像しながら読んでいただきたい一冊です。
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