書籍名 | 「暮らしのまんなか」からはじめるインテリア (VOL.18) (別冊天然生活―CHIKYU-MARU MOOK) |
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出版社 | 地球丸 |
ISBN-10 | 4860673476 |
ISBN-13 | 978-4860673475 |
発売日 | 2012/06/15 |
商品サイズ | 9.4×21.4×1cm |
価格 | 1200 |
最近、在宅で仕事をするようになり、自宅で過ごす時間が多くなったこともあり、これまではほとんどインテリアについて考えてこなかったことにふと気付き、暮らしをもっと大切にしていこうと思い始めているところです。本書のテーマでもある、自分の人生や暮らしに本当に必要なものを見つめ直すということに共感して、読んでいきました。本書はインテリア本ではありますが、インテリアを通してそこに暮らす人たちの人生観を見つめた本でもあります。ですから、内容は結構濃いです。東日本大震災がきっかけになり、東日本から離れた4組のご家族のケースが取り上げられており、改めて当時のことが思いおこされてきました。あれ以降人生がすっかり変わってしまった人が多くいましたし、たくさんのものが一瞬でなくなって、改めて無常観に打ちのめされました。そんなことも考えながら読みました。こだわっても仕方のないことをいつまでも引きずったり、あきらめきれなかったり、そういうことから解き放たれたいなって読みながら考えました。私の「暮らしのまんなか」はまだ探している途中ですが、少しずつどう生きていきたいかが見えてきたような気がします。
自分の人生や暮らしに本当に必要なものは、何なのか。それを見極めていく作業は、自分がどういう人生を過ごしていきたいのかを探ることでもあります。本書では、そんな必要なものを探しあて、自分たちの「暮らしのまんなか」を大切にしている11組のお宅をお訪ねしました。それぞれの暮らし方や人生のありよう、インテリアへの取り組みなど、一緒に考えてまいりましょう。Ⅰ章の持たない暮らし、Ⅱ章の暮らしの舞台は自分で決める、Ⅲ章のわが家スタイルのリフォームから、実際のお宅の暮らしをご覧ください。器作家のイイホシユミコさん・必要なものはそんなに多くない、乙女DIYのすすめ、ここじゃなくても生きていける・関東から地方へと移り住んだ4組の家族、中綴じ特集のみんなの朝ごはんなど、多様な企画をお楽しみください。