書籍名 | 日本のモダンインテリアはここから始まった―ACTUS 日本の「家具」を「インテリア」に変えた会社 |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
ISBN-10 | 4478083061 |
ISBN-13 | 978-4478083062 |
発売日 | 2011/02/18 |
商品サイズ | 0.8×13.8×2.4cm |
価格 | 1575 |
アクタスに関してはM21テーブルなどを知っている程度でしたが、40年の歴史を振り返ったものとのことで、企業としてどう成長してきたのか興味があり読んでみました。室内インテリアを考えることはおしゃれなことなんて概念もなかった時代から、どのようにして消費者への需要喚起を行ってきたのか、マーケティングやブランディングの手法など、業界に関わりなく興味深く読み進める事が出来ます。販促ツールの紹介などは、広報の仕方の勉強になりました。
アクタスの40年をこの一冊に網羅いたしました。アクタスのインテリアのファンの方はもちろん、ひとつの企業が紆余曲折を経て成長していくサクセスストーリとしても、十分に満足いただける一冊です。主な内容は、日本のモダンインテリアの歴史がここから始まった、IKEAとの出会い、IKEAからの自立、コントラクトビジネスのスタート、慣習からの脱却、ヨーロッパブランドから学んだこと、阪神淡路の震災から学んだこと、インテリアから発想した日本ではじめての家、スローハウスなどについて詳細に語られています。アクタスの人気商品の、パイン材ベッド、MOMPOシリーズ、NUDA、OWNシリーズ、M21テーブル、スーホルムカフェバッグなどが何故売れたのか、その背景に迫っています。またユニークなアイデアの発想の原点を探った項では、夜は宝の山、樹齢九十二年のYチェア、婚姻届を書くための銀色のペン、イッタラポーチとカッタラバッグ、未来の子どもたちのために、心優しいクリエイターたちが考えたインテリアのアイデアいっぱい展、芸術と技術を融合させたバウハウスの名作家具展、そして、たくさんの出会いから見えてきたことなど、アクタス40年の歴史を知っていただける、実に贅沢な構成です。アクタスの歴史は、日本のインテリアの歴史と言っても過言ではありません。本書でその熱い息吹に触れていただければ幸いです。アートディレクターの佐藤可士和さんのコラムもお楽しみいただけます。